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幻の魚を追って屋久島へ移住! | 屋久島マルシェ

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幻の魚を追って屋久島へ移住!

鈴木貴生さん

家族構成: 埼玉県にご両親。ご結婚されているお姉様1人

現在のお仕事: 「ペンション・エコーズ」を経営

東京都出身の鈴木さんが、熊本県から移住されたのは2011年。以前のご職業はサラリーマンでした。現在、麦生のホトー川バス停近くで「ペンション・エコーズ」を経営されています。ペンション経営の合間を縫って趣味の釣りを楽しまれていらっしゃいます。

移住のきっかけ・経緯について

釣りが好きで、屋久島には20年前から年に1、2回は来ていました。狙いは、伊豆諸島や小笠原、鹿児島の南の離島あたりにしかいない「幻の魚」と言われるクチジロイシダイ(オスのイシガキダイの老成魚)です。この魚を釣るために中には1千万、2千万のお金を使う釣りマニアがいるほど魅力的な魚です。就職して最初の赴任地は京都(10年)。その後、転勤で仙台(7年)、福島(1年)にて勤務。そこから屋久島移住のステップとして転職し熊本に住んでいました。サラ―リーマンをしながらだとなかなか思うように時間を作ることができず、自分の目標とする魚を釣るためには移住するしかないと思いました。移住後の生活を考え、資金を貯めながら、仕事を辞めるタイミングを探っていましたが、10年以上の歳月が流れ、やっと2011年に屋久島移住を果たしました。

お住まい・お仕事について

土地は移住を考え始めた当初から探していました。場所は釣りの瀬渡し船が係留されている原(はるお)漁港に近い所が良いと思い、安房から尾之間の間で探しました。長くかかりましたが、資金もでき、よいタイミングでこの土地が見つかり、ペンションを建てることができました。ここ(麦生、ホトー川バス停付近)は、原漁港にも近いですし、電気、水道、地デジの受信にも問題なく、車で10分ほどの安房や尾之間にはスーパーもあり、とても便利で住みやすいです。

仕事はペンション経営。基本的に素泊りの形態で営業しています。お客様が快適に気持ちよく過ごせるように気を配っています。

苦労されたことは?

自分が志向するライフスタイルとペンション経営が両立させられるような、よい土地を見つけるのが難しかったです。また、屋久島に移住するために資金を増やそうと資金運用をしていましたが、なかなか目標金額まで貯まりませんでした。勤めていた会社が合併に伴う早期退職者を募集し、その退職一時金を含めてなんとか目標金額まで貯めることができました。

移住して良かったことは?

サラリーマンを辞めたのでストレスが何もありません。お客様がいない時は地磯や防波堤で様々な釣りを試しています。本土ではお目にかかれないような、クエやシマアジといった高級魚も釣れます。また、観光のオフシーズン(11月~3月)は、釣りにとってはベストシーズン。その時期には本土から釣友達が来て一緒に沖磯に渡りクチジロイシダイを狙います。その時期が楽しみです。

今後の目標は?

クチジロを釣ることです。目標は70cm以上。釣れたら剥製にしてペンションの壁に飾る予定です。

移住を考えている方へのアドバイス

薬剤師、看護師、介護士、また、建築関係の求人は多いのですが、こっちで暮らしを維持できる収入の良い仕事を見つけるのは難しいです。また、観光関連の仕事(お店や宿)は、繁閑期の収入の差が激しく、うちのようなペンションの経営は、パートに出た方が高収入だと思うくらいです。お金を貯めて持ってくるか、自分で事業をするか、暮らしていくための収入源について良く考えて移住すべきだと思います。

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口永良部島