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屋久島でパーマカルチャーを実践する | 屋久島マルシェ

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屋久島でパーマカルチャーを実践する

田中俊三さん、阿弓さんご夫妻

家族構成: ご夫妻、お子さん2人

現在のお仕事: 俊三さんは自然旅のガイド。エコビレッジ「和蔵」を展開中。

田中さんご夫妻は2008年に東京都から移住されました。俊三さんの以前のご職業は造園業。とはいってもこれは移住資金を貯めるためにした仕事で、本職は子供たちを対象にシュノーケリングやカヤックなどを通して自然を体験してもらう、「インタープリター」という自然と人との「仲介」となって自然解説を行う仕事でした。奥様の阿弓さんは、国立のパン屋で修行し、移住して3年目に「おひさんの畑」というパン屋さんを開業されました。第2子出産を機に休業されて、現在は育児と畑に専念されています。

移住のきっかけ・経緯について

俊三さん: 結婚後は大好きな自然の中で、自然を楽しみながら、僕らが思い描く自然を極力壊さないライフスタイルを実践したいと思っていました。ゆっくり時間をかけて夢を実現させる土地を探そうとしていた矢先、妻が妊娠していることが分かり、新婚旅行で訪れた屋久島に移住することに決めました。

お住まい・お仕事について

ご夫妻: 現在、ガイド業をしながら、家のまわりの畑で、自然農(無農薬・無施肥栽培)と有機栽培の畑を分けて野菜を育てています。畑では、少しずつですが、小麦、かぼちゃ、大根、葉物など10種類以上作っています。今建てている家では「森のようちえん」を展開していく予定ですので、そこで使う野菜も作りたいと思っています。

苦労されたことは?

俊三さん: 住む家を探すのには苦労しました。屋久島を車でくるぐる回りながら2週間、身重の妻と一緒に土地と借家を探し続けました。現在の借家は偶然に見つかりました。運が良かったです。生活の上での苦労ということでは、たとえばお風呂や暖房、料理は薪を燃料にしているので、薪を相当溜めないといけません。疲れることもありますけど、そのあとの喜びを知っているので苦労だとは思いません。逆にその労力を惜しんで、お金を払って灯油を買ってしまうとお金を稼ぐ必要がでてきます。その癖は連鎖的に起こるものなので、いつの間にか何から何までお金でモノを得ようとする習慣がこびりついてしまい、現金がたくさん必要になるライフスタイルになり、日常がお金に振り回されることになってしまうんです、僕の場合は。でも、本当は自然の中には人が生きていくための全てが詰まっています。お金がなくても、薪が積まれていくと石油王の気分になれます。だから、結果として心が豊かになるような苦労は苦労とは思わないですね。辛ければ辛いほど喜びも大きい。それが島暮らしの魅力だと思っています。

移住して良かったことは?

ご夫妻: 島で自給にこだわった暮らしをしていると、心と体が楽しくなるために何が大切なのかよく見えてきました。都会はモノと情報が溢れすぎていて、本当に自分の心身が喜ぶものがいったいなんなのかよくわからなかった。「ない」暮らしがいろんなことを気づかせてくれました。

今後の目標は?

阿弓さん: 近い目標として、2014年の春から週末のみお子さんを預かって「森のようちえん」をすることを考えています。子どもたちと毎日森の中で過ごして自然の中で思いっきり遊んだり、季節を感じたり、自分たちで野菜を育てて収穫し、薪で料理してみんなで感謝して食べる時間を大切にする場所を作っていきたいです。

移住者を考えている方へのアドバイス

俊三さん: 是非勇気ある1歩を! 不安要素を挙げ始めたら足取りが重くなっちゃいます。実際は、不安より自分達が想像もつかない様な素晴らしいことの方がたくさん待っています。やるしかないという状況に置かれたとき人はパワフルに動きます。そういう時は、自ら凄いエネルギーを発していると思います。そのパワーが、今みなさんが描かれている移住の夢をワクワクする現実へと昇華させてくれるはずです。

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口永良部島