おみやげ開発試作品 「屋久島鹿肉燻製」
屋久島町の新しい食資源として注目を集める“屋久島産鹿肉”。大自然の中で育った鹿肉の美味しさを、お手軽に島外の方にも味わってもらいたいと、「屋久島 鹿肉燻製」を開発しました。味付けはシンプルな塩コショウで、栄養価の高い鹿肉の旨味をギュッと封じ込めた商品です。
鹿肉は、海外ではジビエ料理と呼ばれ高級食材として扱われています。“屋久島産鹿肉”を屋久島発の高級食材として発信するためには、パッケージデザインはとても大切。今回のパッケージデザインは、島内在住のデザイナーを対象にプロポーザル方式(企画提案型)で選定しました。
採用者は「優水工房 企画・デザイン・制作室」及川恭雄氏。的確なデザイン提案力と島内での実績が高く評価され、6組の応募者の中で一番高い総合点となりました。
鹿肉を、害獣から食資源へ。屋久島の中で繰り広げられる、人と自然との共生と循環の取り組みは、さまざまな分野へと広がっています。
これまでの流れ:パッケージデザインプロポーザル公募
パッケージのでき上がり

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■ピローケース型パッケージ お土産から贈答まで利用できるように、ピローケース型の包材を使用。鹿のマークは鹿肉の燻製を表すもの。表記を変え、鹿肉そのものを表すマークも別途用意した。 |
■屋久島産鹿肉商品共通A7しおり 屋久島産の鹿肉を使った商品に共通して使用できるよう、鹿肉の栄養価と島内での取り組みを記載。屋久島で育まれてきた“人と自然との共生と循環”をマークに反映。 |
■A4チラシ 商品PR用のチラシ。しおり同様に「栄養価」「島内での取り組み」を記載し、販促効果につなげる。 |
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パッケージデザインを手がけた「優水工房 企画・デザイン・制作室」さんにインタビュー
Q: どのように見せることがベストだと思ってデザインをされましたか?
A: まず、燻すということを考えた時に頭に浮かんだのが「炭の黒」です。 そして、炭をかっこよく展示している店があったことを思い出したんです。 それからは、黒をどのようにして魅力的に見せようかと考えました。
イラストなど色々な表現も試してみましたが、かわいく表現すると食べづらいので、お肉をいただくという方向で、最終的に直球で表現することがいいのではないかと思いました。
この2点を燻製という食べものと結びつけるために、書体の色をにじませ、食べ物の焼き印のようにハンコをデザインしました。さらに、屋久島の森を商品の下部に入れました。家の和室や建物にある地窓(床面に近い部分に設置された窓)から庭や畑を見えて外と中の世界をつなげるように、屋久鹿の住む森の色や空気が手に取った方と繋がればいいなと思って表現しています。
共生と循環の理念を表す図が、これから開発されるほかの商品にも使って欲しいという願いから、白と黒を反転させてパッケージとしおりの2種類のバージョンを使用しています。これらは何度かブラッシュアップして出来上がったものです。
Q: 「屋久島鹿肉燻製」のパッケージデザインを手がけた感想をお聞かせください。
A: デザインが出来るということが嬉しいのはもちろんですが、新たな屋久島の食産業が始まることや、屋久島のテーマでもある“共生と循環”の理念に基づいてつくられたこの試作品が、これから展開していくであろう仕組みの一端になることを願い、それらに関われたらいいなという想いが応募の動機でもありました。なので、携わる事ができて本当によかったと思います。
Q: 今後どんなお仕事をしていきたいですか?
A: モノのデザインに加えて、仕組みや関係などまでデザインできるような仕事がしたいです。一つの出来上がったモノをきっかけに、場所や地域が動いていければいいなと考えています。
Q: デザインというお仕事についてどうお考えになりますか。
A: モノが出来るまでには、依頼される方との話し合いから沢山のデザインの要素をもらいます。今回もそうでしたが、最初の案から出来たものにさらに意見を取り入れ、ブラッシュアップされて最終形になります。依頼される方との関係を大事にして、お客さんと依頼者がうまく繋がるような役割ができればいいと思っています。デザインというひとつの入口を選ぶ事によって、これまでの市場とは違う世界への入口に立つことができ、そこでまた視界が開けることと思います。
評価基準
応募者の中から
総評
■新しい食産業発展におけるプロポーザル公募において、多くの人が関心を持って頂いたことを非常に嬉しく思います。また、みなさん工夫されて制作されており、町内のデザイン力の高さに素晴らしさを感じております。
屋久島町役場企画調整課/寺田 邦弘 氏
プロポーザル公募を行って
鹿肉商品におけるパッケージデザインに沢山のご応募をいただき、心よりお礼申しあげます。 さて、今回は「プロポーザル」などという普段聞き慣れない方式でありましたが、「屋久島産鹿肉をどうブランディングするか」ということも目的とした商品開発でもありましたので、企画提案型で人材を選定するという取り組みを行いました。島内のデザイナーによる6組21種類の応募数を通して関心の高さに驚いております。デザインは作り手と買い手を繋ぐコミュニケーションツールです。今回の取り組みが今後の屋久島町の食産業の発展に役立てていただければ幸いです。
屋久島町地域雇用創造推進協議会 食チーム
「屋久島鹿肉燻製」の引き受け手について
一定の譲渡条件を満たす屋久島町に住所を有する事業所もしくは個人を対象に、事業成果物「屋久島鹿肉燻製」の引き受け手の申し込みが可能です。当成果物を利用し、事業拡大または起業をお考えの方は以下までお問い合わせください。住所:屋久島町小瀬田469-45
屋久島町役場 企画調整課 屋久島町地域雇用創造推進協議会事務局まで
電話:0997-43-5900
屋久島町内で創作活動されているクリエイターさんをご紹介しています。町内外の事業主さまへ、屋久島町内の「ものづくり」の力を積極的にご活用ください。






